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2007.07.21

読書の夏

出張の移動中や寝る前に少しずつ本を読み進んでます。
最近のラインナップはこんな感じです。

○『チルドレン』(伊坂幸太郎著)
○『オーデュボンの祈り』(伊坂幸太郎著)
この人の本はハズレがありません。登場人物がみんな個性があって魅力的なんです。それぞれが独自の世界観を持ち、突飛な言動を起こすんですが(『チルドレン』の陣内とか)、読んでいくうちにそれが当たり前のことのように思えてきます。『オーデュボンの祈り』は日本近海にありながら本土との関わりを絶ち続ける島に未来を見通せるしゃべるカカシがいる、というあり得ない設定なのにファンタジーやSFを読んでる感じではなく、どこかにある日常的な話のようです。
タイトル、出だし、構成、締め、全て秀逸であまりスキが見当たりません。サッと手に取ってスッと入ってグッと引き込まれてアッと終わり、また次の本を探す、といった伊坂ワールド無限ループに陥ってます。文庫化された本を読破する日は近いと思います。

○『ハンニバル・ライジング(上・下)』(トマス・ハリス著/高見浩訳)
英国出張のお供に持って行ったのですが、その時はほとんど進まずに帰国後に読み終えました。
『レッド・ドラゴン』、『羊たちの沈黙』、『ハンニバル』に続くハンニバル・レクターシリーズの最新作ですが、レクター博士はいかにして生まれたかという内容で時間的にはレッドドラゴンより前の設定になっています。本書も他のシリーズ同様かなりグロテスクな内容で、クレバーかつ冷静沈着に非情でおぞましいことをサラリとやってのけるレクターの持ち味が十分に発揮されています。前半の幼年期のおぞましい体験、後半の復讐劇共にゾクゾクしながら読みました。
『羊たちの沈黙』、『ハンニバル』は映画も観ましたがなかなかよく出来ていました。特に『羊たちの沈黙』は私が観た映画の中でもかなり上位に来ており、元々この著者を知ったのもこの映画を観たのがきっかけです。この本も映画化されていますが、面白かったのかな?

○『哀愁的東京』(重松清著)
金沢出張の移動中に一気に読み切りました。この人の本も大好きなんです。
絵本作家が過去に出版した一冊の絵本が縁となって様々な人と出会ったり、別れたり、過去を振り返ったり、現状に悩んだりする、タイトル通りの東京を舞台にした哀愁漂う短編の連作です。メランコリックかつノスタルジックな世界に埋もれそうになりながら、明日へと続く静かな意志を持ち続ける主人公に、ほぼ同世代の自分を重ねて読みました。

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